昨年の6月にソニーのサウンドシステムHT-A9M2(BRAVIA Theatre Quad)が登場しました。
これはHT-A9の後継機にあたります。
ずっと気にはなっていたのですが、先日ソニーストアでHT-A9M2を実際に試聴することができました。実は我が家では初代HT-A9を導入しているのですが、どうしてもその違いが気になっていました。
現在所有しているHT-A9はサウンドバーHT-X8500からの買い替えでした。さらにその前にも4スピーカーでサラウンド環境にしていましたが、配線コードが邪魔で家族に大変不評でした。
また、そのころはサブスクがなかったためDVDがメインでしたので、たまにDVDをレンタルしてしか使用していませんでした。
そこでコードが邪魔にならないサウンドバーにしたのですが、慣れてくるとやはりもう少しサラウンド効果の高いものが欲しくなり、当時ソニーの最高峰だったHT-A9を思い切って購入しました。
なぜこのHT-A9にしたのかというと、理由は
サウンドバーの上位機種も候補に挙がりましたが、当時ソニーのサウンドバーの最上位機種はHT-A7000で、店頭で実物を見てその大きさで候補から外しました。横幅が130㎝もあり、55インチテレビの前に設置すると、テレビよりも長くなり、さすがに大きいと感じたからです。
そしてどうせ買うならと、このHT-A9の購入に踏み切りました。
購入後、実際の設置は、フロントスピーカーは別売りスタンドに固定。リヤスピーカーは壁にネジを付けて掛けることにしました。
リアスピーカーは石膏ボード壁への設置なので、強度が心配でしたが、石膏ボードにネジが効くようにする下地剤で補強して取り付けてあります。これで今のところ特に問題なしです。
話は戻りますが、
今回試聴したHT-A9M2では映画トップガン マーベリックのワンシーンを見ました。戦闘機のスピード感や爆音は映画館で見ているような迫力があります。
また、セッティングがスマホで簡単にさらに詳細にできるという説明を受けて、これも良いと感じました。
自宅のA9のセッティング時には、何が正解なのかわからず、なるべく最大限の効果を得ようとあれこれ調整を繰り返しましたが、その必要がないのは簡単でいいことです。
もう一つ良いと感じたのはアンテナの強化。多分A9の発売時に意見が出たのだと思いますが、ワイヤレスゆえに音飛びや遅延がどうしても起こります。
個人的には良い音で聴こうとしているのに音が途切れるとは・・・。と何度も思っていましたが、今回はアンテナを2本に増強して周波数を切り替えるなど、音飛びを軽減する対策がされているとのことでした。
ですが正直なところ、両者の音の違いはこの少ない時間では素人にはよくわからないというのが、率直な感想です。
代わりに、気になったのはその価格。
ソニーストアで33万円!!これはなかなか簡単に手が出ないのでは?
私が思い切って、A9を購入した当時は確か19万円弱で買えました。物価高とはいえ、30万円越えは厳しい。
これにサブウーファーを付けると、40万円に届いてしまいます。こうなると、設置するのは簡単ですが、家にホームシアター的な部屋を用意できるようなマニアックな環境でなければ、金額的にも手軽とは言い難いのではないかと思ってしまいました。
そして、A9、A9M2両方にいえることだと思いますが、迫力ある、Dolby Atmos サウンドを楽しむのなら、爆音再生が必須だということです。