きっかけ
在宅介護を行っていると、人の出入りが多くなります。
我が家も訪問診療、リハビリ、看護師の定期訪問、デイサービスやショートステイの送迎、ケアマネジャーとの打ち合わせや訪問入浴など、2日に1回は複数の人が出入りするようになりました。
毎回同じ人ばかりではなく、施設によって交代での訪問となったり、応援や新人さんが来たりと顔を知らない人も多数出入りします。
そこで、防犯とともに、家族が不在時の送迎の際、来訪者が外出先から確認できるように、玄関に防犯カメラを設置することにしました。
そして今回最終的に取り付けたのは「ATOM Cam Swing」というカメラです。
最初は防犯カメラを取り付けるというと、設置の手間やコストがかかり、大変そうで迷っていました。しかし、このカメラを見つけて即決でAmazonで購入しました。
このお手軽さは、普通にインターホンを購入して業者に取り付けてもらうより圧倒的に簡単で安く、高機能といいこと尽くめです。
ATOM Cam Swingの特徴
数ある防犯カメラの中から、「ATOM Cam Swing」を選んだ理由
- 小型:高さ:122.5mm幅:53mm 本体重量:254gの非常に小型なサイズ。あまり仰々しいものは付けたくなかったのでこのサイズ感はぴったりです。
- 高画質: 1080pの高画質で、顔の識別が可能です。
- 夜間撮影: 赤外線機能があり、夜間でも鮮明に撮影可能です。赤外線に切り替えなくても通常撮影モードでかなりの暗闇でも、カラーで驚くほど明るく撮影できます。
- 360度回転: カメラを上下左右に回転させることにより、広範囲をカバーできるため、死角が少ないです。
- 価格: これだけの機能があって、六千円以下とコストパフォーマンスが非常に高いです。
- 通知:モーション感知センサーで動きを感知すると、スマホに通知が届きます。
- 通話:マイクを介して双方向で会話が可能です。
- 耐久性:完全防水、防塵
設置
設置は非常に簡単で、まずスマートフォンに専用アプリをダウンロードし、カメラと連携させ、映るようにセットします。(先にこれをやらないと、あとから大変です)
あとは玄関前の見通しの良い場所を選び、 壁にブラケットを使用して固定するだけです。私は、柱部分にバンドで止めるか迷いましたが、見栄えを考えてねじで固定しました。
最後に、玄関に入ってすぐにあるコンセントまで扉の上にコードを通して配線終了と思ったよりも簡単。
本体が非常に小さくて軽いため、作業も非常に楽でした。
使った感想
良かった点
画質は良好で、人物も識別可能です。夜の暗視画面もカラー画面も非常に鮮明。
驚いたのは、暗視画面にしなくても、通常モードでライトを付けなくても少しの明かりでまるで昼間のように画像が確認できることです。
思った以上に広角(120度)で、パンやチルトをしなくても、一点固定で玄関前がカバーできる画角です。
モーションセンサーが感知すると自動で12秒間録画し通知、その部分を「イベント」として14日間残せます。
もちろん音声も録音されますし、マイクも付いているので、双方向で会話することもできます。
全体的に通常使う防犯カメラとしての基本性能は特に問題ありません。
改善してほしい点
それでもやはり、もう少し・・・というところもあります。
フレームレートの関係か、特に夜間撮影の場合に早い動きがぶれてしまい、鮮明にとらえられず、映像がぼやけます。
追跡機能も付いていますが、これをオンにすると、追跡した後、元のポジションに戻るまで約1分かかるので、その間は画面が一番端に動いたままになって約1分間の空白が発生してしまいます。また、玄関前という設置場所の関係で、人通りが多かったりすると、カメラが頻繁に動きすぎて使いにくいです。検出範囲も設定できますが、現在我が家では画角は固定のまま使用しています。
動くものを検知して12秒間録画し、クラウドサーバーに14日間保存してくれますが、次の再検知録画までに約5分間の間隔があきます。これを無制限にするには別料金がかかります。
これは我が家の環境でのことですが、Wi-Fi電波がギリギリでたまに途切れることがあるので、アンテナを強化するなど感度を上げてほしいです。
少し金額が高くなっても良いので、できればデジタルズームではなく光学ズームが欲しいです。
まとめ
以上が設置後、実際に使用してみての主な感想です。
スマートフォンがあれば、外の様子をいつでも、どこでも、手元でリアルタイムに確認できるのは、外出先はもとより、在宅中でも想像以上に便利で安心感が増します。
色々書きましたが、映像はきれいで、夜間でも問題なく撮影・録画できています。現状の我が家の使い方では、この価格でこの機能は満足度が非常に高いものでした。